勉強方法みたいなものたち

これは管理人別サイトで掲載された文章(2019年4月7日掲載)を、転載したものです。

どこかにも書いたかもしれないが、僕はほとんど授業以外で勉強をしてなかった状態(授業すらも出ないことが多々あった)から、一年間自力で勉強して東京大学に合格したという自慢らしい過去を持つ。

「当時どんな風に勉強していたのか?」という質問をよく受けるので、ここでその時に意識していたことなどを現在思い出せる限り備忘録的に羅列してみようと思う。

本当は分かりやすくスパッと整理して記載できればよいのだが、この類の情報について綺麗に整理し直して投稿するモチベーションが現在は湧きそうもない。文章としてのクオリティは無いも同然だが、一つの情報として世の中に存在すれば幾らかマシかとも思ったので、以下、本当に思いつくままに羅列する。ご容赦。

  • 「なぜ?」を問い、腑に落とす。
    • 「腑に落ちた」理解レベルと、「表面的に分かった」理解レベルの差異をまずは自覚し、どうすれば腑に落とせるのかを考える。納得いくまで考える。
  • 自分の脳みそのコンディションを自覚する。
    • コンディションが悪い時は効率が悪く、かつ気が滅入るので勉強しない。
    • どうやったらコンディションが整うのか、模索してみる。
    • 当たり前だがコンディションとモチベーションは違う。
  • 自分のモチベーションを大切にする。やる時にはしっかりやる。やりたくない時にはやらない。
  • 分からないものは分からない。恥を捨てて分かる人に聞く。そして分かったフリをしない。
  • どうやったら気持ちよく勉強できるのかを意識し、工夫する。
  • どうやったら楽しく勉強できるのかを意識し、工夫する。
  • どうやったら効率よく勉強できるのかを意識し、工夫する。
  • お風呂の中ででも、一日の出来事を詳細に脳内でリプレイしてみる。(数学のあのタイミングで中島がこんな質問をして先生がこう答えた、など。)
  • 左手でご飯を食べて右脳を鍛えた気分になる。
  • 適度に運動する。
  • 適度に姿勢に気を配る。
  • 眠い時は寝る。
  • 自分を客観視し、様々な観点から自己分析を行い、自分に今必要なことを選別する。
  • 教科書すら疑ってかかる。(ちなみに大学のプリントや板書はちょくちょくミスがある。書籍も稀にミスがある。)
  • 先生も時には間違えるということを把握しておく。
  • 納得できないものを無理に納得しない。ひたすらに自分で考えるか、答えてくれる誰かにぶつけてみる。
  • 自分にとって最適なインプット方法を模索する。
    • 単語帳をどう使ったら自分にとって最適か、などもちゃんと考える。誰かにとって良いやり方が、自分にとってもそうとは限らない。
    • 聴覚優位、視覚優位、など色々個人差があるはずです。多分。
  • 気が向けば、休み時間に直前の授業の内容をざっと脳内でリプレイして、理解が足りてないor既に忘却しかけている箇所を洗い出し、できるだけすぐ対応する。
  • 腹が減ったら頭が働かない気がするので、ちゃんと食べる。
  • 誰かと深い議論をする。
  • めちゃくちゃ出来る奴に教えてもらう。
  • 仕入れたばかりの知識で、面白いことを言おうとしてみる。
  • 教科書やプリントに書いてあることは、ノートを取らずに深く理解することに注力する。
  • 明らかに必要な場合を除き、予習はほぼしない。その代わりに、「これ以上は不可能」というぐらい授業に集中し、初見で理解を深める。
  • 復習も面倒なので、ルーティーン的にはやらない。必要だと感じた時にやる。(東大に合格した知人の中には忘却曲線を意識していた者もいるが、個人的には一発で覚えることを目指していた。)
  • 知識と知識の関係性を見出したり、レイヤーをしっかり捉えるなど、情報や知の「構造化」を意識する。
  • 本はあまり読まなかった。(情報をインプットするのではなく、授業や日常生活で得た情報を自分で深めることに時間を割いていた。)
  • バスの中では考え事か友達と会話(問題の出し合い)をする。携帯は無駄にいじらないようにする。
  • 授業でも積極的に質問をする。
  • できなくても、「考える」ことでテストを楽しむ。
  • 「自分が勉強する理由」をちゃんと自分のものにする。
  • 問題集の答えはできるだけ見ないで粘る。下手したら1~2時間くらい1問についてああでもないこうでもないと考えてみる。
    • とはいえ分からない問題はどれだけ考えても分からないので、その時は、答えを少しずつ見る。
  • 定義と定理の違いに、気を配る。
    • 定理はちゃんと覚えてなくてもどうにかしたら導出することができるので、あまり覚えることに一生懸命にならない。
  • 理系も文系もイメージを大切に。特に理数系は、絵を描いてみるのがよい。
  • 一時期DSの脳トレゲーム「やわらかあたま塾」をアホほどやった。
  • 脳トレに限らず、恥ずかしながら結構ゲームをしていた。(それがよかったかどうかは分からないが、東大生の中にはゲームのおかげで頭が鍛えられたという者も時々いる。ただ、僕のこの言説を言い訳にするのは好ましくないので悪用しないように。)
  • ギターを弾くなど、両手の手先を使うことが頭に良いと思っていたし、実行していた。
  • 考え事をしていて、通学途中の記憶が全くないこともちらほら。
  • 一人脳内議論を展開する。
  • 言葉にこだわる。

と、いつになく重複など思いっきり無視して徒然に書き出しましたが、キーワードは、
「腑に落とす」「自己分析」「楽しむ」「色々試す」「構造化」「リプレイ」「モチベーション」「コンディション」「議論」「言葉」「恥を捨てる」といったところでしょうか。

何にせよ、「勉強の内容」について考える前に、「勉強の仕方」について思考を巡らせることが非常に重要だと言えるでしょう。

とはいえ、あくまで上記は僕が意識的にやっていたことや効果があるだろうと思っていたこと、あるいはただの習慣に過ぎず、「これが正解だ」というものではありません。また、多くの人には薬になったとしても、一部の人には毒になるやり方や考え方もあると思います。
自分で色々吟味してみて、もし何か使えそうなものがあれば、抜粋して使ってみてください。

そして質問などあれば、リアルorネット問わず、中の人に投げかけてくれれば補足説明しますのでどうぞお気軽に。



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